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節操ないなぁ。
やっぱりいちまるせんせいは、こんくらいのことを腹で思い、こんくらいのことをしでかすと思うんだ。
「きょうは、3月3日のもものせっくです。」
「せっく?」
「そう。おひなさまの日、言うたほうがみんなには分かりやすいかな」
「うちもおひなさまかざりました!」
「せやねぇ。きっと女の子のうちやったら、おひなさまかざってあるやろね。けど、今日は男の子も女の子もみんなでおいわいするために、おひなさまをおりがみでつくります」
「どうやって?」
「ほんまにおりがみでおってつくってもええし、きりはりしてつくってもええし、えかいてもええよ。みんなのすきに、おひなさまつくってみよか」
「「「「「「「「「は~い!!!!」」」」」」」」」
「イヅルくんはおりがみにしたんやね」
「はい。このほうがしんぷるにうつくしさをだせます」
「(うわ~・・・折り目に迷いがないわぁ。しかも白いとことかはみ出してへんし。どんだけ几帳面な子やねん)キレイにおれたねぇ。・・・・・ももいろのおひなさま」
「はっ、はい!」
「おだいりさまはなにいろにするん?」
「ひ、ひなもりくんのすきなあい色にしようかとおもいます!」
「・・・・イヅルくん。ももちゃんがなんであい色すきかしっとるん?」
「・・・いえ?しりませんけど」
「そう。しらんほうがええわ。うん。あいいろとももいろのおひなさま、キレイやでー」
「え、ちょっと!おしえてくださいせんせい!!」
「やちるちゃんは、おえかきにしたん?」
「うん!ほんとはきりはりにしようかと思ったんだけど、シロちゃんが『てめぇがやると、かみとのりのむだだ』って言ってきかないからさ」
「(シロちゃん・・・よう言うてくれたわ)そかー。ざんねんやったなぁ。ほんならつぎのときはきりはりしよか?」
「うん!!」
「・・・このおひなさま。おだいりさまのかたにのっとるん?」
「そうだよ!おひなさまはおだいりさまのことすきなんでしょ?」
「うん。だいすきやとおもうで」
「そしたら、ぜったいかたにのるよ!」
「(なんでやねん)うん。うまいことようかけたねぇ」
「そういうシロちゃんは・・・・・またすごいもんつくったねぇ」
「あ?べつにふつうだろ?」
「(なんや、このとびだす絵本みたいなやつ。開いたら金屏風が立体的に出てくるとか、普通の園児は思いつかんやろ。・・・・さすが天才児やわ)シロちゃん、このしくみとか、どこでならったん?」
「んなもん、えほんみてりゃわかんだろ。たいていわんぱたーんだからな、このてのほんは」
「恐ろしい子やわ・・・」
「それより、しろいおりがみほしいんだけど」
「しろの?えでもかくん?」
「・・・じゃなくて、おひなさまのふく・・・・」
「しろて・・・・およめさんのいろやで?」
「///!!すきにつくっていいっつただろ!」
「なるほどなぁ・・・ほな、おだいりさまのかみのけようのぎんいろのおりがみもとってくるなー」
「!//バッ!」
―数時間後―
「はーい。みんな上手にできたなぁ。せやし、うしろのロッカーんとこに飾っておとうさん、おかあさんにもみてもらおな?」
「「「「「「「は~い!!」」」」」」
「・・・・あれ?しゅうへいくんのおひなさまへんじゃない?」
「ほんとだー!くちのしたにほくろついてるー!!へんなのー!!」
「しゅうへい、おひなさましらないんじゃないのー?」
「うるせー!!どうだっていいだろ!」
「しーらないんだー、しらないんだー」
「こらこら、なにけんかしとんの?」
「せんせー、しゅうへい、おひなさまじゃないものつくってる!」
「おひなさまのかおにほくろつけてるんだよー」
「・・・・・かおにほくろがあるおひなさまかておったかもしれへんで。なぁ、しゅうへいくん」
「せんせい・・・」
「みんなだってよーくみたらかおにほくろあんねんで?ほら、かがみみんなでみにいこか!?」
「「「「「「みるー!」」」」」」
「せんせい、ありがと」
「きにせんでええよー。ただなぁ」
「へ?」
「きんいろのかみに、くちびるのしたにほくろ・・・・。これ、だれがモデルなんかなぁ?」
「ヒィ!!」
「もしも。もーーーーしもや。そんなことまんにひとつもないとおもうけど、みぢかにおるひとがモデルなんやったら、そのひとはキミのおひなさまちゃうで・・・・・・。ボクのや」
「ハ・・・・ハイ・・・・(涙目)」
「せんせー!ぼくらにもほくろあったー!」
「ほんとにかおにあった!」
「せやろー?みんなかおにほくろもってんねんでー」
「しゅうへい、いじわるいってごめんな・・・・って、なんでおまえないてんだ?」
「あやまったじゃねぇかよ!」
「ごめんてば、しゅうへいくん。なんでないてるの?」
「ウッ・・・・ウウウウ(涙←失恋+恐怖)」
「ほらぁ、しゅうへいくん。おともだちがあやまってくれとるし、ゆるしたってなぁ。・・・・なぁ、しゅうへいくん」
「(ビクッ!)う、うん!!・・ウウ、ウウウ(泣)」
「なくなよー、しゅうへい」
「なきやんでよー」
「いやー、友情ってええねぇ」
「せっく?」
「そう。おひなさまの日、言うたほうがみんなには分かりやすいかな」
「うちもおひなさまかざりました!」
「せやねぇ。きっと女の子のうちやったら、おひなさまかざってあるやろね。けど、今日は男の子も女の子もみんなでおいわいするために、おひなさまをおりがみでつくります」
「どうやって?」
「ほんまにおりがみでおってつくってもええし、きりはりしてつくってもええし、えかいてもええよ。みんなのすきに、おひなさまつくってみよか」
「「「「「「「「「は~い!!!!」」」」」」」」」
「イヅルくんはおりがみにしたんやね」
「はい。このほうがしんぷるにうつくしさをだせます」
「(うわ~・・・折り目に迷いがないわぁ。しかも白いとことかはみ出してへんし。どんだけ几帳面な子やねん)キレイにおれたねぇ。・・・・・ももいろのおひなさま」
「はっ、はい!」
「おだいりさまはなにいろにするん?」
「ひ、ひなもりくんのすきなあい色にしようかとおもいます!」
「・・・・イヅルくん。ももちゃんがなんであい色すきかしっとるん?」
「・・・いえ?しりませんけど」
「そう。しらんほうがええわ。うん。あいいろとももいろのおひなさま、キレイやでー」
「え、ちょっと!おしえてくださいせんせい!!」
「やちるちゃんは、おえかきにしたん?」
「うん!ほんとはきりはりにしようかと思ったんだけど、シロちゃんが『てめぇがやると、かみとのりのむだだ』って言ってきかないからさ」
「(シロちゃん・・・よう言うてくれたわ)そかー。ざんねんやったなぁ。ほんならつぎのときはきりはりしよか?」
「うん!!」
「・・・このおひなさま。おだいりさまのかたにのっとるん?」
「そうだよ!おひなさまはおだいりさまのことすきなんでしょ?」
「うん。だいすきやとおもうで」
「そしたら、ぜったいかたにのるよ!」
「(なんでやねん)うん。うまいことようかけたねぇ」
「そういうシロちゃんは・・・・・またすごいもんつくったねぇ」
「あ?べつにふつうだろ?」
「(なんや、このとびだす絵本みたいなやつ。開いたら金屏風が立体的に出てくるとか、普通の園児は思いつかんやろ。・・・・さすが天才児やわ)シロちゃん、このしくみとか、どこでならったん?」
「んなもん、えほんみてりゃわかんだろ。たいていわんぱたーんだからな、このてのほんは」
「恐ろしい子やわ・・・」
「それより、しろいおりがみほしいんだけど」
「しろの?えでもかくん?」
「・・・じゃなくて、おひなさまのふく・・・・」
「しろて・・・・およめさんのいろやで?」
「///!!すきにつくっていいっつただろ!」
「なるほどなぁ・・・ほな、おだいりさまのかみのけようのぎんいろのおりがみもとってくるなー」
「!//バッ!」
―数時間後―
「はーい。みんな上手にできたなぁ。せやし、うしろのロッカーんとこに飾っておとうさん、おかあさんにもみてもらおな?」
「「「「「「「は~い!!」」」」」」
「・・・・あれ?しゅうへいくんのおひなさまへんじゃない?」
「ほんとだー!くちのしたにほくろついてるー!!へんなのー!!」
「しゅうへい、おひなさましらないんじゃないのー?」
「うるせー!!どうだっていいだろ!」
「しーらないんだー、しらないんだー」
「こらこら、なにけんかしとんの?」
「せんせー、しゅうへい、おひなさまじゃないものつくってる!」
「おひなさまのかおにほくろつけてるんだよー」
「・・・・・かおにほくろがあるおひなさまかておったかもしれへんで。なぁ、しゅうへいくん」
「せんせい・・・」
「みんなだってよーくみたらかおにほくろあんねんで?ほら、かがみみんなでみにいこか!?」
「「「「「「みるー!」」」」」」
「せんせい、ありがと」
「きにせんでええよー。ただなぁ」
「へ?」
「きんいろのかみに、くちびるのしたにほくろ・・・・。これ、だれがモデルなんかなぁ?」
「ヒィ!!」
「もしも。もーーーーしもや。そんなことまんにひとつもないとおもうけど、みぢかにおるひとがモデルなんやったら、そのひとはキミのおひなさまちゃうで・・・・・・。ボクのや」
「ハ・・・・ハイ・・・・(涙目)」
「せんせー!ぼくらにもほくろあったー!」
「ほんとにかおにあった!」
「せやろー?みんなかおにほくろもってんねんでー」
「しゅうへい、いじわるいってごめんな・・・・って、なんでおまえないてんだ?」
「あやまったじゃねぇかよ!」
「ごめんてば、しゅうへいくん。なんでないてるの?」
「ウッ・・・・ウウウウ(涙←失恋+恐怖)」
「ほらぁ、しゅうへいくん。おともだちがあやまってくれとるし、ゆるしたってなぁ。・・・・なぁ、しゅうへいくん」
「(ビクッ!)う、うん!!・・ウウ、ウウウ(泣)」
「なくなよー、しゅうへい」
「なきやんでよー」
「いやー、友情ってええねぇ」
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