そのときの彼ら

一応やっとこうかな、みたいなね。

それは2月13日のことでした。

　「せんせぇ、バレンタインデーってなに？」
　「ん？どしたん、れんじくん？」
　「ルキアが、あしたはバレンタインデーだから、あそぶじかんなんてないって・・・・」
　「なるほどなぁ・・・・。そられんじくん、あした、たのしみにしとったらええわ」
　「なんで？」
　「バレンタインデーってなぁ、たいせつなひとにキモチをつたえる日やねん」
　「たいせつなひとに・・・きもち？」
　「まぁ、わかりやすくいえば、大好きなひとに、スキっていうてチョコわたす日やね」
　「！？・・・・・・///え？ルキアがおれのこと・・・・」
　「（まぁ、義理かもしれんけど）そうかもしれへんでー？」
　「お、おれ、きょうあそぶのがまんする！・・・・あ！でも・・・・」
　「？」
　「おれ、どっちかっていったら、チョコよりたいやきのほうが・・・・」
　「（苦笑）だいじょうぶやて。ルキアちゃんのことやもん。きっとわかってくれとるよ」
　「そっか！ありがと！せんせい！！」
　「あ、れんじくん」
　「なに？」
　「パレンタインデーってな、男の子からもキモチつたえてええ日なんよ」
　「え・・・」
　「れんじくんも、ルキアちゃんになんかプレゼントしてみたらどうやろ？」
　「うん・・・そうしてみる！」

　「どうなるか楽しみやなぁ・・・・」


　「あれ？れんじ、きょうはあそんでいかないのか？」
　「バレンタインデーのじゅんびがあるんだ！じゃあな！！」
　「バレンタインデーの？オマエ、男のくせにチョコあげんの？」
　「バレンタインって男のほうからあげてもいいんだっていちまるせんせいがいってた！」
　「「「な、なにぃ！！？？こ、こうしちゃいられねぇ！！」」」（←しゅうへい、イヅル、とうしろう）
　


さてさて、彼らのバレンタインはどうなったのでしょう？

続く・・・・のか？