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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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ヘンリーさんとビアンカちゃんの話。
もちろんカップリングは主ビアです。




「一回、ビアンカちゃんと話がしたかったんだ」
「私と?」
「そう。君と」
どうして?
そう聞く前にヘンリーは口を開いた。
「こんな言い方すると、失礼っていうのは分かってるんだけどさ。あいつが執着する何か、っていうのに興味があったんだ」
言葉の意味を図りかねていると、ヘンリーは続けた。
「あいつは優しい。何にでも、同じ様に。博愛主義って言えば聞こえはいいかもしれないけどさ、それって道端の石ころも酒場で出会った人も・・・もっと言えば、婚約者候補だって同じなんだよ」
俺はそん中でもちょっとくらいは親友として格は上かな、とヘンリーはにかっと笑った。
それに少しだけ微笑んで応える。
すると、ヘンリーは急に真顔になった。
「ビアンカちゃん。あいつの父さんが死んだ理由って、何か聞いてる?」
ビアンカの目から少し視線を落としてヘンリーは尋ねた。
「直接ちゃんと聞いたわけじゃないけど。・・・サンタローズがめちゃくちゃにされたとき、王子誘拐の罪で、って軍が言ってたから」
「うん・・・」
うつむいて眉を寄せるヘンリーは口の端を挙げて自嘲ぎみに息を吐いた。
「一生、背負って生きていかなきゃって思ってる。けど、この話を蒸し返すとあいつ怒るんだ。あの地獄を生きてこられたのは俺のおかげだから、謝られるのは不本意だって。微笑っていうんだよ」
軽い口調とは裏腹に、握られたヘンリーの拳は震えていた。
「あいつの親父さんが殺されたのは、俺のせいじゃなくて、魔物のせい。たとえ俺が浚われてなくても、父さんはラインハットに魔物がいる限り、いずれ討伐に行ったはずだ。・・・でも、やっぱりきっかけは俺なんだよ」
ビアンカはじっとヘンリーの話を聞いていた。
「なのにさ、微笑うんだよ。いっつも同じ顔で」 
リュカの笑顔は優しい。誰にでもいつも優しい。
けれど。
「けどさ、ビアンカちゃんには笑うんだ。あいつ、ちゃんと笑うんだよ。結婚式の時、びっくりしたよ。こいつ、ちゃんと笑えるんだな、って。もちろん、バカ笑いしたり、微笑んだりっていうのはあったけど、なんていうか、すっげぇ嬉しそうに笑ったんだ」

「だから、あいつがはっきりと、好きだ、愛してる、傍にいて、っていう人ってどんな人なんだろう、って思ったんだ」
ビアンカは何も返せないでいた。
第三者からこんな風に言われると、自分がすごく特別なような気がしたからだ。
けれど、ビアンカは普通にしていただけだ。
リュカと一緒に笑って、楽しんで、時に怒ったり泣いたり。
最後にはまた笑っていられるように。
そうしていただけだ。

「だから、あいつにとってビアンカちゃんはビアンカちゃんっていうだけで、すっげぇ特別で、大切なんだよ」
ただ。あいつにとっての特別で大切なものは、他の人のそれとは重みがまるで違う。
例えていうなら、この世界の全てを破滅に追い込むことになっても、あいつの天秤はビアンカちゃんに傾くだろう。
天空人がビアンカちゃんを返せと言ってきたら、あいつはマスタードラゴンだって斬るかもしれない。
あの男に執着されるとはそういうことだ。
自分の言動やその行動が危ういバランスの上に立っていることを自覚してほしかった。
「ビアンカちゃん、あいつのこと頼むな」
またしても言葉の意味を図りかねている様子のビアンカに苦笑いをする。
「あいつのこと、何があっても見捨てないでやってくれよな」
「なにそれ?まるで何かあるみたいじゃない」
笑ってビアンカは返す。
「何にもなけりゃないに越したことはないんだけどさ」
含みを持たせた言い方をするヘンリーに首をかしげながら、何を心配してるのか知らないけど、と前置きしてビアンカは微笑んだ。
「何があっても同じよ。変わらずリュカの隣で笑ってるだけだわ」
それはやはり、天空人であるということを疑わせない、輝きを持っていて。

「やっぱ、リュカに選ばれるだけのことはあるな!」
と、ヘンリーも笑った。






リュカの懐に入ることは時に周りを傷つけることにすらなることを知ってほしかったヘンリーさんと、無自覚でちゃんとリュカを包んであげてるビアンカさんを書きたかったけど、力不足ですいません。

拍手[20回]

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なぜかこんな時間に目が覚めてしまったので、朝まで眠くならなかったら書いてみます。


なんの罰なの!?
思いだそうとしても思考がよくまとまらない。
とにかく恥ずかしい!
赤くなったり青くなったり、目まぐるしく変化する自分の顔色が自分でわかる。
とりあえず助けを!
そうこうしている間に顎をくいっと持ち上げられた。
「ちゃんと僕のこと見てよ」
据わった目に見つめられて気が遠くなる。
ここで負けてはダメだ、と不埒に腰元を動き回る手を必死に排除しながら必死に踏みとどまる。
一体どうしてこうなったのだろう。
涙目になりながらビアンカはこの苦境に耐えていた。


たまには国民といっしょに飲み明かそう!
そういったコンセプトの元、グランバニア城下町では国民主催のお祭りが開かれていた。
王宮に住まうものも、この日ばかりは城下に降り立ち、一庶民としてみんなで立場を超えて交流しようという無礼講イベントだ。
特にロイヤルファミリーもこの中に混じるということで、街は大変な盛り上がりを見せていた。
普段は近づくこともままならない王様が、お后様と酒を酌み交わすことができる機会として、夫妻の周囲は大混雑であった。
「王様!どうか俺にも一杯つがせてくだせぇ!」
「ささ、ぐいっとあけて!」
「うちの酒もうまいんですよ!」
「どうぞこちらもお試しください」
人からの頼みを断れない優しい王様。
言われるがままに全ての人からの好意を受けている。
どんどん酒を注がれるリュカにビアンカはこそっと耳打ちした。
「大丈夫なの?」
「うーん、いつまで続くかわからないけど、お酒は強いほうだと思うんだけどな」
すでにほんのり赤い頬をさせながらそう言う夫に、
「あんまり無理しちゃダメよ」
と、多少の不安を残しつつもそう返した。
そう。これが始まりだ。
あの時の不安は序章に過ぎなかった。
王妃という立場を考える前に、夫婦としてここはビシッと釘を刺しておくべきだったのだ。
飲みすぎた後の夫の体調を心配する前に考えることがあった。
酔うと夫はどうなるのか、をビアンカはまだ知らなかったのだ。


あれから何時間たったであろうか。
国王と飲みの席を共にしたいと思う国民は後を絶たず、未だに大混雑の中に置かれていた。
ビアンカはビアンカでものすごい群衆に囲まれていたが、この時間になると女性は女性同士ということで酒ではなくお茶やスイーツを楽しみながら会話を交わしていた。
さすがにもうそろそろまずいんじゃないかと思っていたころ、王の側に控えていた兵士がこちらに近づいてきた。
限界のお知らせだろうなぁと思い、あの中から助けてあげなきゃと腰を上げようとした。
すると、
「すみません、王妃様。王様のご様子がちょっと・・・」
と、非常に困惑した顔で訴えてくる。
具合でも悪くなったのかと心配して夫の方を見るが、楽しげに周囲と会話している。
不思議に思って兵士を見つめ返すと、
「あの、と、とりあえず来ていただけますか?」
と、戸惑いの表情を隠さないまま、ビアンカの同行を促した。
女性たちに別れを告げ、リュカの方に急ぐと、少し顔が赤いがそれ以外は普段と何も変わらないように見える夫がいた。
「リュカ?」
ポンポンと肩を叩いて夫の名を呼ぶと、ものすごいスピードで腰を抱き寄せられた。
何?と驚いていると、気づけば横抱きにされ彼の膝の上にいた。
ヒュー!!!と民衆から歓声が上がる。
見せつけるねぇ、ラブラブだなぁ、などの野次が飛びかうが、肝心のリュカはいつもと同じ笑みを湛えたまま。
「ちょっと、どうしたの!」
と、彼の胸に手をやって抵抗してみるがビクともせず、離される気配がない。
それどころか、甘い表情でじっとこちらを見つめている。
何?なんなの?何で?!

そしてビアンカの混乱は冒頭に返るのである。







続きます。
眠くなってきたなぁ。
こうなると朝起きれないパターンですよね。

拍手[33回]

最早1月も半分が過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
つい最近年が明けたと思っていたのに、早いもんですなぁ・・・。
センター試験の方、がんばってください。
今年もゆるーいかんじで主ビアを応援していけたらなぁと思います。
狼陛下からも目が離せませんけどね!こっちは読む専門で。

所信表明を。

「大丈夫だと思ったんだけどなぁ」
「何が?」
「一人」
「一人?」
「一人で生きていけると思ったんだけどなぁ」
「思ったんだけど?」
「二人を知っちゃったから」
「うん」
「側にいてくれたから」
「うん」
「側にいてほしいと思うようになっちゃった」
「なっちゃダメだったの?」
「ダメだと思ってたんだけど」
「思ってたんだけど?」
「・・・ずるいよ、ビアンカ」
「ちゃんと言って?」
「もう二度と離れないで」
「離さないでね」
「絶対離さない。離れたいって言ってもだよ」
「そんな日来ないわ。愛してるわ、リュカ」
「やっぱりずるいなぁ」


こんな二人を今年もよろしくお願いします!!



拍手[6回]

去年のような後悔はしない!
この日は最大のイベントと言っても過言ではない!!
それじゃ行きますよ!

診断メーカーさんより、いい夫婦の日!!!!!!(太字が診断結果です。)


1.「パパとママはどうして結婚したの?」@5主の場合
息子「パパとママはどうして結婚したの?」
5主「パパがママのウェディングドレス姿が見たいって言ったからだよ」
息子「それ、ネタにしてもいい?」


「お父さんとお母さんはどうして結婚したの?」
「それ、私もすごい興味あります!」
「ちょ、どうしたの?いきなり」
すごい勢いで迫ってくる双子にリュカはたじろいだ。
「今日はいい夫婦の日なんだって!」
「お父さんとお母さんはすごくいいつがいだったって魔物さんたちが言ってたの」
「お城の人たちもみーんな言ってたよ」
「お母さんはお父さんの理想の人だったんでしょ?すごくきれいな人だったんでしょ?」
「どうやってお母さんと結婚できたの?いつ知り合ったの?」
急にその方面の質問を繰り返す子供たちにリュカは赤面しながらあたふたしていた。
だが、落ち着いて考えてみると妙に質問が具体的だ。
まだまだ色恋沙汰に興味を持っているとは思えない子供たちが思いついた質問とは思えない。
まさか、と思い子供たちの周囲をうかがってみると、物陰にサッと隠れる複数の影があった。
・・・・やっぱり。
目を細めて影を探る。
見覚えのある衣服の裾が見えている。
「・・・・誰に聞いて来いって言われたの?」
途端に影たちがビクッと動いた。
「えー、秘密にしろって言われたから」
「お兄ちゃん!!それを言っちゃダメでしょ!」
「あっ!」
しまった、という顔をして王子が口を押えるがもう遅い。
王女が兄を呆れたような目で見ている。
影たちから落胆の気配がする。
部屋全体に漂う残念な空気が場を重くする。
「お兄ちゃんのせいだからね!」
「なんだよ、タバサだってかばってくれてもよかったじゃないか!」
しまいに双子たちが小声で喧嘩まで始めてしまった。
影たちもおろおろと姿を現すタイミングを見計らっている。
仕方ない。
「ビアンカのウエディングドレスが見たかったんだ」
「「「「「「「「え?」」」」」」」」
部屋中から聞き返す言葉が聞こえる。
「君たちのお母さんなら絶対キレイだと思ったんだ。真っ白なウエディングドレス姿が。けど・・・」
「「「「「「「「けど?」」」」」」」」
もはや影たちは影でなく、その身を乗り出して続きを促してくる。
「・・・やっぱりなんでもない」
部屋中から飛び出した女官・兵士たちが思いっきりずっこける。
「なんですかそれは!」
「その続きが一番重要なとこでしょう!」
「そうですよ!そこが聞きたくてこんな芝居まで打ったのに!」
やいやいと僕を責めたてる臣下たちに冷たい目で投げかける。
「ふーん。そんなことのために、僕の子供たちを使ったんだ」
「「「「「!!」」」」」」
「ふーん、そう・・・・」
「お、王様。これにはわけが・・・」
「どんなわけ?」
蒼い顔で冷や汗を垂らしながら臣下たちが言い訳しようとすると、双子が目の前に立ちはだかる。
「違うよ!僕たちが聞きたいって言ったんだよ!」
「そうなの。女官さんや兵士さんたちは悪くないの」
「お父さんとお母さんはいつから夫婦なの?って聞いたら、誰も詳しく知らないって言うから」
「だから、ちゃんと聞いてみたかったの」
必死に臣下たちをかばう姿を見て、胸が熱くなる。
いい子たちに育ったなぁと思い、城のみんなに感謝した。
見れば、臣下たちも自分たちをかばう王子と王女の姿に涙ぐんでいる。
上に立つものとしての素質も十分にありそうだ。
しみじみと感動する大人たちをよそに、双子は両親のなれ初めに食いついてくる。
「それで、結局どうなの?」
「え?」
「けど、の後はなぁに?」
本題を忘れるところだったと、はっと我に返る臣下たちに、リュカはため息をついた。
「言わなきゃだめなの?」
「国王陛下とお妃様のなれそめなんて、国民が最も好む話題の一つですわ!」
「それを聞いて、すてきねぇ、さすがロイヤルファミリーねぇ、などと騒ぎ立てるのが庶民の楽しみなんですわよ!」
「よい夫婦の話題を提供するのも国王陛下の義務です!」
みんなの噂の的になるのはどうかと思うが、義務というのもいささか疑問だが、こんなによってたかって詰め寄られてさらに隠すほどの話題でもないかもしれないと少々面倒くさくなってきた。
さぁ、さぁ!と子供たちと臣下の目が雄弁に語る。
「白いドレスをきたビアンカは本当にキレイだろうなと思ったんだ。けど、そんな彼女の視線の先にいるのが他の誰かだと嫌だなと思ったんだ。それだけだよ」
なんでもない話だろう?と言わんばかりにさらっと話す国王。
視線の先?どういう意味?と言わんばかりに首をかしげる王子と王女。
こっぱずかしい惚気を聞いてしまったと言わんばかりに顔を真っ赤に染める臣下たち。

なんとなくいたたまれない空気になり、それぞれが無言で部屋を出ていった。
双子だけが「ねぇねぇ、どういう意味?」とリュカの足元にまとわりついている。
僕は君たちのお母さんが大好きだという意味だ、と教えると満足そうに部屋を出ていった。
きっとみんなに吹聴して回るのだろう。
別にそれでいい。一字一句間違えはないのだから。


一方、国王の言葉の真の意味に気付いている大人たちは・・・
「本っ当に国王様はビアンカ様に惚れ込んでいらっしゃるのねぇ」
「視線の先って・・・それって自分以外は見つめてほしくないって意味だろう?」
「ほぅ・・・いつでもビアンカ様一筋でいらっしゃるのね・・・」
城下では、今年もまたいい夫婦ナンバーワンの称号をほしいままにする国王夫婦の話題でもちきりだった。
無自覚で惚気まくり、さらっと妻への独占欲を披露する国王の人気は今日もうなぎ上りである。




どわー!書き終えたら30分すぎてたぁーーー!!!
ちなみに、他の診断結果も載せときます。

2.「パパとママはどうして結婚したの?」@ビアンカの場合
息子「パパとママはどうして結婚したの?」
ビアンカ「ただの恋人でいるのに飽きたから、永遠の恋人同士になったんだよ」
息子「凄い!理想的!!」

3..「パパとママはどうして結婚したの?」@5主とビアンカの場合
娘「パパとママはどうして結婚したの?」
5主とビアンカ「懇願された」
娘「…………。(無表情)」

4..「パパとママはどうして結婚したの?」@リュカの場合
娘「パパとママはどうして結婚したの?」
リュカ「しあわせになれると思ったから」
娘「それで本当に良かったの?」

5..「パパとママはどうして結婚したの?」@リュカビアンカの場合
息子「パパとママはどうして結婚したの?」
リュカとビアンカ「パパが『結婚して下さい』って言ったからだよ」
息子「それ、真似してもいい?」

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5つ目はpixivにあげようかなと思います。
再三言ってますけど、このブログって需要あります?



4.貴方のために選んだ色だから、今度は貴方から


「え~、それはずるいよ」
「どれかひとつだけなの」
昼下がりのある雨の日。
珍しく公務もなく、予定されていた剣の授業も魔法の授業も中止になった父子は私室で色とりどりの鉛筆を広げていた。
どうやら絵を描いていたらしいが、それにも飽きてきたのか、思い思いの鉛筆を手に取りながら、話に花を咲かせていた。

「だって選べないよ。ところで、二人はどの色なの?」
どうやら好きな色を選んでいるらしい。
こちらには気づかず話に盛り上がっているようなので、物陰に隠れて話を盗み聞きしてみることにした。
「僕はやっぱり黄色!だって笑ってる顔がひまわりみたいでキラキラしてるし、こっちまで元気になるからさ!」
笑ってる顔?
「私は・・・オレンジ?それか、青?だって空の下が本当に似合うから!抱きしめてもらうとふわっとお花の匂いもするから、ピンクもいいかなぁ」
「それじゃ1つじゃないじゃんか」
「うーん、じゃあ青!」
抱きしめてもらう?誰かのことを言ってるのかしら?
「次はお父さんの番だよ」
「何色にする?」
「そうだなぁ・・・」
そう言ってリュカは腕を組んで考え込んでしまった。
そんなに複雑な人なのかしら・・・。
しばらくしてリュカは首を振りながら顔を上げる。
「ダメだ。やっぱり一つには絞れないよ」
はぁ~っと、降参したようにため息をつく。
「どの色で迷ってるの?」
「・・・・全部」
「「全部~!?」」
その返答にビアンカもギョッとした。
「だって。赤は真っ赤になって照れてるとき。怒ってるときもこれかな・・・。
 ピンクは上目使いで甘えてくれるとき。
 オレンジは戦ってくれてるとき。凛と立ってるときもこれかな。
 黄色と金色は太陽みたいなところ。
 緑は新緑の木々みたいにスラッとした姿だろ?
 青は瞳の色。海みたいに優しくて深く抱きしめてくれるところ。
 紫は・・・・ちょっと君たちにはまだ言えないかなぁ。
 黒は何者にも染まらない強い意志を持ってるところ。
 白は彼女の名前、そのものだから。
 それと・・・・」
「もういいよ・・・・」
「十分です・・・」
げんなりした顔の双子が彼の傍らにあった。
白が名前そのものって、それって・・・・。
「君たちのお母さんは全部の色を僕に与えてくれてる。彼女がいるから僕の世界は色づくんだ」
もちろん、君たちの存在もね。
そう言って、リュカはいすから立ち上がり、歩き出した。
その足取りは迷うことなく自分のほうに向かってきている。
「っていうことなんだけど」
「え?」
顔を上げると、唇に触れるだけのキス。

「僕は君に何色をあげられてるかな?」
僕のキスは何色?
意味ありげな顔で微笑む彼は意地悪だと思う。
そんなの分かってるくせに。
くやしいから、返事はキスで返すことにした。
唇ギリギリのほっぺたに。
「ビアンカ・・・・」
リュカは不満気な顔で軽く睨んできた。
「そういうところは黄緑かな」
まだまだ大きい子供のリュカに抱きついてみる。
すると嬉しそうに抱き返してくる。

私だっていっしょなんだから。
全部リュカにもらってる。



おまけ
「ねぇ、もうお父さんにお母さんのこと聞くのやめようよ」
「そうね。いつも私たちおいてきぼりだもんね」
「・・・まだくっついてる」
「確かめるだけ無駄よ・・・」





私の中では王女はお父さんとお母さんの前ではちょっとだけ猫かぶってる設定。




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