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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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去年のような後悔はしない!
この日は最大のイベントと言っても過言ではない!!
それじゃ行きますよ!

診断メーカーさんより、いい夫婦の日!!!!!!(太字が診断結果です。)


1.「パパとママはどうして結婚したの?」@5主の場合
息子「パパとママはどうして結婚したの?」
5主「パパがママのウェディングドレス姿が見たいって言ったからだよ」
息子「それ、ネタにしてもいい?」


「お父さんとお母さんはどうして結婚したの?」
「それ、私もすごい興味あります!」
「ちょ、どうしたの?いきなり」
すごい勢いで迫ってくる双子にリュカはたじろいだ。
「今日はいい夫婦の日なんだって!」
「お父さんとお母さんはすごくいいつがいだったって魔物さんたちが言ってたの」
「お城の人たちもみーんな言ってたよ」
「お母さんはお父さんの理想の人だったんでしょ?すごくきれいな人だったんでしょ?」
「どうやってお母さんと結婚できたの?いつ知り合ったの?」
急にその方面の質問を繰り返す子供たちにリュカは赤面しながらあたふたしていた。
だが、落ち着いて考えてみると妙に質問が具体的だ。
まだまだ色恋沙汰に興味を持っているとは思えない子供たちが思いついた質問とは思えない。
まさか、と思い子供たちの周囲をうかがってみると、物陰にサッと隠れる複数の影があった。
・・・・やっぱり。
目を細めて影を探る。
見覚えのある衣服の裾が見えている。
「・・・・誰に聞いて来いって言われたの?」
途端に影たちがビクッと動いた。
「えー、秘密にしろって言われたから」
「お兄ちゃん!!それを言っちゃダメでしょ!」
「あっ!」
しまった、という顔をして王子が口を押えるがもう遅い。
王女が兄を呆れたような目で見ている。
影たちから落胆の気配がする。
部屋全体に漂う残念な空気が場を重くする。
「お兄ちゃんのせいだからね!」
「なんだよ、タバサだってかばってくれてもよかったじゃないか!」
しまいに双子たちが小声で喧嘩まで始めてしまった。
影たちもおろおろと姿を現すタイミングを見計らっている。
仕方ない。
「ビアンカのウエディングドレスが見たかったんだ」
「「「「「「「「え?」」」」」」」」
部屋中から聞き返す言葉が聞こえる。
「君たちのお母さんなら絶対キレイだと思ったんだ。真っ白なウエディングドレス姿が。けど・・・」
「「「「「「「「けど?」」」」」」」」
もはや影たちは影でなく、その身を乗り出して続きを促してくる。
「・・・やっぱりなんでもない」
部屋中から飛び出した女官・兵士たちが思いっきりずっこける。
「なんですかそれは!」
「その続きが一番重要なとこでしょう!」
「そうですよ!そこが聞きたくてこんな芝居まで打ったのに!」
やいやいと僕を責めたてる臣下たちに冷たい目で投げかける。
「ふーん。そんなことのために、僕の子供たちを使ったんだ」
「「「「「!!」」」」」」
「ふーん、そう・・・・」
「お、王様。これにはわけが・・・」
「どんなわけ?」
蒼い顔で冷や汗を垂らしながら臣下たちが言い訳しようとすると、双子が目の前に立ちはだかる。
「違うよ!僕たちが聞きたいって言ったんだよ!」
「そうなの。女官さんや兵士さんたちは悪くないの」
「お父さんとお母さんはいつから夫婦なの?って聞いたら、誰も詳しく知らないって言うから」
「だから、ちゃんと聞いてみたかったの」
必死に臣下たちをかばう姿を見て、胸が熱くなる。
いい子たちに育ったなぁと思い、城のみんなに感謝した。
見れば、臣下たちも自分たちをかばう王子と王女の姿に涙ぐんでいる。
上に立つものとしての素質も十分にありそうだ。
しみじみと感動する大人たちをよそに、双子は両親のなれ初めに食いついてくる。
「それで、結局どうなの?」
「え?」
「けど、の後はなぁに?」
本題を忘れるところだったと、はっと我に返る臣下たちに、リュカはため息をついた。
「言わなきゃだめなの?」
「国王陛下とお妃様のなれそめなんて、国民が最も好む話題の一つですわ!」
「それを聞いて、すてきねぇ、さすがロイヤルファミリーねぇ、などと騒ぎ立てるのが庶民の楽しみなんですわよ!」
「よい夫婦の話題を提供するのも国王陛下の義務です!」
みんなの噂の的になるのはどうかと思うが、義務というのもいささか疑問だが、こんなによってたかって詰め寄られてさらに隠すほどの話題でもないかもしれないと少々面倒くさくなってきた。
さぁ、さぁ!と子供たちと臣下の目が雄弁に語る。
「白いドレスをきたビアンカは本当にキレイだろうなと思ったんだ。けど、そんな彼女の視線の先にいるのが他の誰かだと嫌だなと思ったんだ。それだけだよ」
なんでもない話だろう?と言わんばかりにさらっと話す国王。
視線の先?どういう意味?と言わんばかりに首をかしげる王子と王女。
こっぱずかしい惚気を聞いてしまったと言わんばかりに顔を真っ赤に染める臣下たち。

なんとなくいたたまれない空気になり、それぞれが無言で部屋を出ていった。
双子だけが「ねぇねぇ、どういう意味?」とリュカの足元にまとわりついている。
僕は君たちのお母さんが大好きだという意味だ、と教えると満足そうに部屋を出ていった。
きっとみんなに吹聴して回るのだろう。
別にそれでいい。一字一句間違えはないのだから。


一方、国王の言葉の真の意味に気付いている大人たちは・・・
「本っ当に国王様はビアンカ様に惚れ込んでいらっしゃるのねぇ」
「視線の先って・・・それって自分以外は見つめてほしくないって意味だろう?」
「ほぅ・・・いつでもビアンカ様一筋でいらっしゃるのね・・・」
城下では、今年もまたいい夫婦ナンバーワンの称号をほしいままにする国王夫婦の話題でもちきりだった。
無自覚で惚気まくり、さらっと妻への独占欲を披露する国王の人気は今日もうなぎ上りである。




どわー!書き終えたら30分すぎてたぁーーー!!!
ちなみに、他の診断結果も載せときます。

2.「パパとママはどうして結婚したの?」@ビアンカの場合
息子「パパとママはどうして結婚したの?」
ビアンカ「ただの恋人でいるのに飽きたから、永遠の恋人同士になったんだよ」
息子「凄い!理想的!!」

3..「パパとママはどうして結婚したの?」@5主とビアンカの場合
娘「パパとママはどうして結婚したの?」
5主とビアンカ「懇願された」
娘「…………。(無表情)」

4..「パパとママはどうして結婚したの?」@リュカの場合
娘「パパとママはどうして結婚したの?」
リュカ「しあわせになれると思ったから」
娘「それで本当に良かったの?」

5..「パパとママはどうして結婚したの?」@リュカビアンカの場合
息子「パパとママはどうして結婚したの?」
リュカとビアンカ「パパが『結婚して下さい』って言ったからだよ」
息子「それ、真似してもいい?」

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