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やる気のなくならないうちにどんどん行こうと思います。
2.貴方からの口付けは甘く切な過ぎて
最初は手の甲だった。
次は手首。その次は腕、肘、二の腕、肩、鎖骨。
今日は首筋。
カウントダウンが近づいてくる。
最初は触れるだけだったのに。
今ではそこにしっかりと舌が這い、華が咲く。
その時間も徐々に長く。
そういう知識がないわけじゃない。
夫婦なんだから体を重ねるのはごく自然なことだと思う。
けれどリュカは、夫婦になって初めての夜、緊張してガチガチになっている私に『ゆっくり夫婦になっていこう』と優しく微笑んでくれた。
ホッとした反面、少し残念に思った。
ゆっくりとは言うものの、今まで幼馴染だった私たちが夫婦になっていくためには今日みたいなきっかけが必要だったんじゃないかと思ったのだ。
いつかまたそういう雰囲気になるのかも、なんてのんきに考えていた。
でも、私のゆっくりとリュカのゆっくりは少し違っていた。
リュカの中では計画的に、そして確実にその日を迎えようとしていた。
毎晩繰り返される儀式のような時間。
二人が眠りにつく前に、それはやってくる。
私の体に口づけた後、おやすみと言ってリュカはベッドに入る。
最初はちょっとした遊びのようで、ただのスキンシップと思っていた。
おやすみと言うリュカの笑顔は日中のものと変わらない。
しかし日を追うごとにその笑顔には艶が増していった。
最近じゃ私の目を見つめながら口づけてくるんだから、初めての夜よりもよっぽど緊張する。
その日が近いことを確実に私に突きつけてくる。
口づけを終えるときに眉を寄せて、大きく息をついて苦しそうに私から離れる。
だんだんと笑顔が切ないものに変わっていく。
それから解放してあげたいと思うけど、もう我慢しなくていいという勇気もない。
覚悟なんてとうにできているけど、自分から言うのは恥ずかしい。
どうかそれまではあなたに甘えさせてほしい。
せめて最後のカウントを告げる口づけが唇に届くまで。
その時は全部全部受け入れるから。
「もういい?」
耳元で囁かれる日まであと数日。
焦らす嫁といっぱいいっぱいの夫。
基本的には初夜でゴーでも焦らしプレイもいける派ですが、ぼっちゃんがそんなに我慢できるとは思えない。
2.貴方からの口付けは甘く切な過ぎて
最初は手の甲だった。
次は手首。その次は腕、肘、二の腕、肩、鎖骨。
今日は首筋。
カウントダウンが近づいてくる。
最初は触れるだけだったのに。
今ではそこにしっかりと舌が這い、華が咲く。
その時間も徐々に長く。
そういう知識がないわけじゃない。
夫婦なんだから体を重ねるのはごく自然なことだと思う。
けれどリュカは、夫婦になって初めての夜、緊張してガチガチになっている私に『ゆっくり夫婦になっていこう』と優しく微笑んでくれた。
ホッとした反面、少し残念に思った。
ゆっくりとは言うものの、今まで幼馴染だった私たちが夫婦になっていくためには今日みたいなきっかけが必要だったんじゃないかと思ったのだ。
いつかまたそういう雰囲気になるのかも、なんてのんきに考えていた。
でも、私のゆっくりとリュカのゆっくりは少し違っていた。
リュカの中では計画的に、そして確実にその日を迎えようとしていた。
毎晩繰り返される儀式のような時間。
二人が眠りにつく前に、それはやってくる。
私の体に口づけた後、おやすみと言ってリュカはベッドに入る。
最初はちょっとした遊びのようで、ただのスキンシップと思っていた。
おやすみと言うリュカの笑顔は日中のものと変わらない。
しかし日を追うごとにその笑顔には艶が増していった。
最近じゃ私の目を見つめながら口づけてくるんだから、初めての夜よりもよっぽど緊張する。
その日が近いことを確実に私に突きつけてくる。
口づけを終えるときに眉を寄せて、大きく息をついて苦しそうに私から離れる。
だんだんと笑顔が切ないものに変わっていく。
それから解放してあげたいと思うけど、もう我慢しなくていいという勇気もない。
覚悟なんてとうにできているけど、自分から言うのは恥ずかしい。
どうかそれまではあなたに甘えさせてほしい。
せめて最後のカウントを告げる口づけが唇に届くまで。
その時は全部全部受け入れるから。
「もういい?」
耳元で囁かれる日まであと数日。
焦らす嫁といっぱいいっぱいの夫。
基本的には初夜でゴーでも焦らしプレイもいける派ですが、ぼっちゃんがそんなに我慢できるとは思えない。
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