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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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秋の夜長ということで、リハビリがてらお題に挑戦したいと思います。
前のお題もうやむやになっているのになぁと思いつつ、そこはもううやむやのなんやかんやでお願いします。

では、今回挑戦するお題はこれです。

5つのキスのお題配布所さま(http://www.geocities.jp/gensou_yuugi/kiss5.html)
S:長めのタイトルその7
1.好きだからキスしたい。この感情はいけないことですか?
2.貴方からの口付けは甘く切な過ぎて
3.届かない思いならばキスなんてしないで
4.貴方のために選んだ色だから、今度は貴方から
5.欲しいのは貴方からの優しい口付けだけ


ラブいののリハビリってことで。
ではとりあえず「1.好きだからキスしたい。この感情はいけないことですか?」に挑戦です。




クスクスと楽しげな声が聞こえる。
振り向かなくてもそれが誰のものか分かる。
彼女が一緒に来てくれることになってから、パーティーに華やかさが加わった。
仲間のみんなも彼女の同行をとても喜んでくれている。
中でも取り立てて喜んでいるのはプックルだった。
暇さえあれば彼女の足元(正確には腰元だが)にまとわりついている。
彼女も久しぶりの再会にとても嬉しそうだ。

「こんなに大きくなったのに、相変わらず甘えん坊ね」
花のような笑顔でプックルに語りかける彼女の視線は本当に優しい。
ビアンカが座りこむとプックルもそれに寄り添うように腰を下ろす。
彼女が首周りを撫でてやると気持ちよさそうに喉を鳴らす。
そしてプックルはビアンカの顔をペロペロ舐め始めた。
「ちょっと、くすぐったいわ、プックル」
苦笑しながらも、その手はプックルの頭を撫でている。
大変微笑ましい光景だ。
「プックルは本当にビアンカ殿が好きなんですね」
誰に語りかけるでもなく、ピエールはつぶやいた。
たまにはこんな時間もよいものだ、愛刀を磨いていると、微笑ましいとはお世辞にもいえないオーラを身に纏った男が横を通り過ぎた。
男は彼女の横にスッと座り込むと、流れるような動作で彼女の顎を自分の方に向け、唇を重ねた。
突然のことに彼女が顔を真っ赤にしながら固まっていると、
「僕も大好きなのに。プックルばっかりずるいでしょ?」
と、飄々と口を走らせた。
何か?とでも言いたげな男はそのままもう一度彼女に唇を重ねようとした。
「ちょ、ちょっと!待って!」
「プックルはよくて僕はダメなの?」
「そういうことじゃないでしょ!」

彼女の側にいたはずのプックルでさえ、もう慣れっことばかりにその場所を男に譲った。
これもこのパーティーの微笑ましい光景の一部だ。
じゃれる二人の声をBGMに今日も愛刀の手入れに余念がないピエールであった。



5つ完成させられたらpixivにも上げようと思います。
どうなることやら。

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