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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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たまには大人たちの会話もね!

やらしい意味じゃないっすよ!(←誰も心配してない)

パラレル注意


「らんぎくせんせー、さよならー」
「はーい、さよならー。明日またねー」

「松本、最後の子も帰ったのか?」
「はい。今の子で最後でした」
「そうか。・・・・ちょっと、この後時間あるか?」
「ええ。浮竹先生から飲みの誘いなんて珍しいですね」
「ああ・・・その、なんだ。まぁ、たまにはいいじゃないか」
「?」

「で?なんですか、話は」
「な、なんだ。いきなり」
「どうせ、市丸先生に泣きつかれたんでしょ?ほんとに人がいいんだから、浮竹先生は」
「なんで分かったんだ!?」
「分かりますよ。今日の市丸先生と浮竹先生の態度で。二人とも妙に浮き足立ってそわそわ目配せしてると思ったら、私のことをチラチラ見てくるし」
「(す、鋭い・・・・)そこまでバレてるんなら、話は早い。実は、市丸のプロポーズのことなんだが」
「・・・・。返事を聞いてこいって言われたんですか?園児の次は上司に頼むなんて、ほんとになんて情けないの」
「いやいや、違うんだよ。市丸はなんでここまでして返事がもらえないのか、と言ってたんだ。市丸と松本は幼馴染なんだろう?別に二人の関係についてどうこう言うつもりはないが、返事くらいしてやってもいいんじゃないか?」
「・・・・・・・」
「別にいい返事をしてやれと言ってるんじゃない。ただ、宙ぶらりんになったままじゃ、あいつもかわいそうじゃないか」
「・・・・・・・」
「聞けば、プロポーズをしたのは一度や二度じゃないっていうし。なんらかの返事をしてやってもいいと思うんだが」
「・・・・・・・」
「お前たちのことだ。別にそれによって今更気まずくなったりするとは思えn」
「浮竹先生」
「なんだ?」
「あいつからなんて聞かされたんですか」
「え?だ、だからだなぁ」
「プロポーズ?そんなステキなもん、1回だって受けたことないです」
「は?いや、しかしあいつは」
「『らん、ボクら、人の子の世話しとる場合ちゃうで。今すぐ自分の子世話せな!』」
「え?」
「『乱菊。ボク、毎日乱菊の胸に顔うずめて寝な、禁断症状出てまう』」
「・・・・・・」
「『乱菊、ボク、毎晩満足させてあげられる自信あるよ?』」
「・・・・・・」
「これらの言葉をプロポーズと呼ぶのなら、何回も受けてきましたねぇ。その間、結婚という二文字は一切含まれてませんでしたけど」
「・・・・・・」
「それから?宙ぶらりんでしたっけ?返事してきましたよ。毎回。『ヤダ』という二文字を。それを毎回なかったこと、聞こえなかったことにしてるのはアイツのほうなんですけど」
「・・・・・・」
「他に何か聞きたいことは?」
「・・・・いや、もういい」
「じゃ、遠慮なく飲ませてもらいます!!」
「・・・ひとつだけいいか?」
「?なんですか?」
「本当は、市丸のこと、どう思ってるんだ」
「・・・・・・」
「いや、これは市丸には言わないよ。ただ、あいつが松本のことを想う気持ちは本物だと思うんだ。それだけは信じてやれよ」
「・・・・・私だって」
「ん?」
「私だって、ちゃんとした言葉をくれるなら、考えないこともないです」
「松本・・・・」
「いくら幼馴染っていっても、ちゃんと言葉にしてほしいこととかあるんです。それに、私・・・・・。好きって言葉さえ、ちゃんと言ってもらったこともないんです。いつもヘラヘラしてて、どこまで本気とか、私もわからなくて」
「そうか・・・・」
「だー!!こんな湿っぽい空気で飲むの嫌いなんです!盛り上がって飲みましょう!」
「お、おう!」


翌朝

「ど、どうでした?浮竹先生」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、ウプッ」
「・・・・どんだけ飲まされたんですか」
「明るい酒が好きだと行ってな・・・気づけば店全体を巻き込んでの一気コールが・・・」
「・・・そら、ご愁傷様です。で?」
「うん。・・・・とりあえず、お前は言動を悔い改めろ」
「は?」
「俺に言えるのはそれだけ・・・・す、すまん!ちょっとトイレに!!」
「ちょ、浮竹先生!!」

「おはようございまーす」
「・・・・キミは、正反対にすっきりしてはるねぇ」
「?あー、やっぱり飲ませすぎたかぁ。あの後ちゃんと介抱してあげたんだけどな」
「は?そんなん聞いてへんよ。何したったん」
「ん?そりゃまぁ・・・・いろいろよ」
「言い」
「アンタに関係ないでしょ」
「なんやの、その意味深な言い方!昨日何があったんや」
「なによ、けしかけたのはアンタでしょ」
「ボクは浮気すすめたわけとちゃう!ボク以外のヤツとなんか許さんで!」
「誤解を招くような言い方しないでよ!それに、誰と何があろうがアンタに関係ないでしょ!」
「(プツッ)・・・・今日、乱菊んち行くからな」
「は?」
「明日休みでよかったなぁ。一日起きられへんようになっても大丈夫や」
「ちょ、ちょっと」
「逃げたら明後日、明々後日と有給とらなあかんようにするからな」
「ちょ、落ち着いてよ」
「そうなったら、ボクが介抱したるからな。手取り足取り腰取り」
「・・・・・・」
「覚悟しとけや」


「あれ?市丸は?」
「クラスに(凶悪な顔を隠して)行きました・・・・・」
「そうか。・・・ってあれ?松本、顔色悪くないか?やっぱりお前も昨日の酒が残って」
「浮竹先生」
「ん?」
「どこかに1週間くらい、雲隠れできる場所ないですかね?」
「は?」
「触れてはならぬものに触れてしまいました・・・・(ガシッ!)どうしたらいいですか!先生!!」
「落ち着け!どうしたんだ!」
「これが落ち着いていられますか!!私の腰、いや生命の危機です!」
「はぁ?」

その日、この世の絶望を全て背負ったような顔をした松本先生が、この世の幸せを全て手に入れたような顔をした市丸先生に連れられて帰宅していくのを目撃した浮竹先生。
「なんだ。結構、上手くやってるじゃないか。この分じゃ、結婚の報告を聞くのもそう遅くないなぁ」

 

 

浮竹さんって、何か勘違いしているところがあるといいと思います。いや、すごい理想の上司だと思いますけどね。

 

ちなみに介抱の内容
「しっかりしてくださーい!もうお宅に着きますよー!」
「わ、悪いな・・・松本、ウプッ」
「(ピンポーン)烈さーん!旦那さん、無事に連れ帰りましたー」

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