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十番隊隊長、日番谷だ。
さっき、ちらっと聞いた噂によると、市丸のヤローの声が出なくなったらしい。
はっ、ざまーみやがれ。いつもろくでもないことしかしゃべらねぇからな。
これで護廷もちったぁ静かになるだろ。
すると、いつもより青ざめた顔をした吉良が訪ねてきた。
「あの、松本さんはいらっしゃいますか?」
松本なら今所用で出てもらってるが、何か用か?
「どれくらいで戻ってらっしゃいますか?」
ちょうど今行ったばっかりだからな。当分戻ってこねぇぞ。
「・・・そんなっ!!」
うおっ!!なんだよ、いきなり!泣くなよ!ちょ、とりあえず落ち着け。何があったんだ。
「実は・・・・」
・・・ほんっとろくでもねぇ野郎だ。お前もたいへんだな、吉良。だいたいなんであんなやつが隊長になれたんだかさっぱりわからねぇ。
「そんなことありません!!」
な、なんだいきなり。
「隊長は、僕の命を救ってくださいました!それに、普段は遅刻するし、仕事はサボるし、脱走するし、提出期限ギリギリまで書類もためるけど、いざというときは完璧に仕事をこなす方です!」
そ、そりゃな。いざというときまで何もしなかったら終わりだろ。
「とにかく!僕にとって最高の隊長です!悪く言わないでください!!」
そういって、吉良は出ていった。
・・・・何しにきたんだ?あいつ。
「松本、ただいま戻りましたー」
おう、お疲れ。なんか、吉良がお前のこと探してたぞ。
「なんか三番隊に書類でも混じってたんですかねぇ?」
さぁ?・・・・そんなかんじじゃなかったが・・・・。
「じゃあちょっと、三番隊まで行ってきます」
おう。・・・・・気をつけろよ。
「気をつける?なんでですか?」
なんとなく。