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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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お題の更新です。
今回のお題は【昔からこうしたかった(なんて言ったらどうする)】です。
甘いお題と思いきや、書いてみたら甘さ控えめです。
抱きしめたり、手つないだり、デートしたり、チューしたり、押し倒したり(←オイ)して、
「昔からこうしたかったんだ・・・」
と、リュカが攻め、ビアンカが赤面する・・・・
と、なるのが常套手段だと思いますが、何せ主人公視点で書くのが苦手なもんで。
ついついビアンカ視点に。
そして、上のどれにも当てはまってないし。
読むのは主人公視点が好きなんですが、書くのはビアンカ視点のほうが書きやすいです。


相変わらずなかんじで場面も動きませんが、それでも読んでくださる方は下のタイトルからどうぞ。

「ビアンカ、怪我はない?」
「平気よ」
「嘘だ。さっき指から血が出てたよ」
・・・分ってるなら聞かなきゃいいのに。
「ホイミ。他には?」
「ホントに大丈夫だってば」
「ビアンカの大丈夫はあんまり信用できないからなぁ。・・・怪我したとこがあったらちゃんと言ってね?」
「うん。ありがと。でもホントに大丈夫だから」
「分った。じゃあ、先に進もう」

水のリングを探すリュカに付いてきてから、この光景はもはや定番のものだと言っても過言ではない。
戦闘が終わるたびにリュカは私の怪我を確認する。
さっきの怪我だって、ほんのかすり傷だ。
なめておけば治ると思って、別に報告しなかっただけなのに、リュカは目ざとくそれを見つけてくる。
マジックポイントがもったいないから、といくら断っても、リュカはビアンカに回復魔法をかけるのをやめなかった。

滝の洞窟のモンスターは、山奥の村に出るモンスターよりも手強い。
いくら強いと言われるビアンカでも、それは村人と比べてのことだ。
旅慣れて、屈強な戦士となったリュカには守られてばかり。
それが足手まといになっているようで、少し苦しかった。
だからこんなことでまで迷惑をかけたくないのだ。
そんなことを考えながら歩いていたから、後ろから襲ってくるモンスターに気が付かなかった。

「危ない!ビアンカ!!」
「え?痛っ!!」
あっという間にリュカがモンスターとの間に割り込み、一刀両断にする。
気づけば私の足から血が流れていた。
「ビアンカ!今治すから」
「待って!大丈夫よ」
私の膝に手をかざし、回復魔法をかけようとしたリュカは怪訝な顔で私を見る。
「大丈夫じゃないだろう?血が出てる」
「薬草を持ってきてるから。それで止血できるわ」
「ダメだよ。それだと痕が残る。それに、そこから感染したらやっかいだよ」
「一瞬かすっただけだもの。キレイに洗っておけば大丈夫よ」
「ビアンカ」
頑なに魔法を拒否する私に、聞き分けのないことを言うな、という顔をする。
「ホントに大丈夫だって」
しびれを切らしたリュカは、無言で私の膝に手をかざし、回復魔法を唱えようとした。
「ちょっと、リュカ!」
「旅の間は僕の言うこと聞くって約束したでしょ?」
「そうだけど、こんなことでいちいち魔法を使ってたら、リュカがもたないわ」
すると、ムスッとすねるような顔をして、
「これくらいじゃ疲れたりしないよ。あのころより強くなってるんだから」
と、ボソッとつぶやいた。そしてリュカは私の肩のマントをめくった。
驚いて、リュカの顔を見つめると、
「ここの傷。レヌール城でついたのだよね」
もう自分でも忘れていたくらいの小さな傷。よく見なければ分からないくらいの傷だ。
「あの時、ホントはホイミをかけてあげたかったんだ。だけど、その時もビアンカは、大事なマジックポイントはいざというときに取っとけって言ってさ。僕にホイミをかけさせてくれなかった。だから、今回、ビアンカを旅に連れて行くって決めたときに、絶対ビアンカを守るって、絶対傷付けないって決めたんだ」
大きくなっても言うことが同じなんだね、ビアンカと、苦笑するリュカの顔はなんだか大人びていて、トクンと胸が鳴った。
「今度はちゃんと僕に守らせて」
そう言って、リュカは私の膝に回復魔法をかけた。

「あの時も、こうやってビアンカのこと、守ってあげたかったんだ」
そうして微笑むリュカに胸が締め付けられる。
そんなに優しくしないで。
勘違いさせないで。
こみあげる想いを心の奥に仕舞い込んでビアンカはどうにか微笑んだ。
「ありがとう、リュカ。でも、やっぱり私は大丈夫だわ。マジックポイントの無駄遣いはダメ。ちゃんとお姉さんの言うこと聞きなさい!」
あっけにとられた顔をして、ビアンカにはかなわないなぁと微笑んだリュカがすごく愛おしいと思えた。
この想いは弟に向けられたもの。
決して切ない想いじゃない。
次第に大きく育っていく恋心に気付かないふりをして、ビアンカはリュカの後に続いた。


                                                                      

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