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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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5000hit 用に書いてたんだけど、どうにもこうにもお題に合わなくなってきたので、ここで疲労、じゃなかった披露。

 


最初から分かりきっていた。

自分には過ぎた存在なのだと。

けれど、そんな言葉で片付けられるところにはもういなかった。

気づけばこの手は必死に君を絡めとり、

どこにもいかないように、どこにもいけないように、何重にも鎖を巻きつける。

 

君の向かう先にはいつでも光が満ち溢れているけれど、その道に進めない僕が立ち止まっているから、君もまた、その道には向かえない。

 僕の向かう先はいつでも暗く闇に包まれている。そんなところに君をつれてはいけないから、鎖をはずそうとするけれど、緩まる鎖に出来る距離は、そこにあった温度を容赦なく奪っていく。

それに耐え切れず、また鎖を締めなおす。

哀しそうな笑顔でそれを見る君と、嬉しそうな泣き顔でそれを見る僕。

離れられないと分かっているのに、離れようとして、また離れたくないことを確認する。

 

いつになったらこの作業に終わりは来るのだろう。

 

 

分かってる。僕から鎖を切ればいい。それが一番いい。

やっと君を解放してあげられる。そんなこと分かってる。

だけど、結局、独りで鎖に絡められてそこから動けない僕に、君は光をあてにくるのだろう。

そこでまた僕は嬉しそうに泣くんだろう。

ならばいっそ、君から鎖を切ってくれ、と思うけれど、そんなことをされたら、また僕は必死になって君に鎖をかけに行くだろう。

そしてまた君は哀しそうに笑うのだろう。

 

分かりきっているのに、こんなにも理解しているというのに、

それが現実になったときを怖れる自分がおかしくてしょうがない。

震える自分を抱きしめてほしいと、彼女の腕を欲しがる自分をまた自分が嘲笑った。

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