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サイト運営っていろいろしんどいなぁ・・・。
凹み気味の今日このごろです。
運営するほうも、見てくださるほうも気持ちよくできればよいのになぁ。
なぞられる。
その指に、その唇に、その視線に。
けれど触れられるわけではなく、ただなぞられる。
私の体の輪郭はギンで出来ているんじゃないだろうかと思うくらい。
きっと触れてしまえば、そこにある輪郭は私のものとギンのもの、二つになってしまうから。
だからギンは触れてこない。
なんてずるい男。
いっそこっちから襲ってやろうかしら。
「な、なん?気迫迫るもんを感じるんやけど・・・」
「あんたにもこのくらいの根性を見せてほしいもんだわ・・・」
「・・・?なんや、よう分からんけど、根性て、僕に一番似合わん言葉やん」
「・・・あと、諦めって言葉もね」
「僕、諦めいいほうやと思うけど?」
「ていうか、最初から何にも執着しないんでしょ」
「ん~、9割9分当たり。」
「あと、1分は何?」
「僕やって譲らんもんくらいあるよ。それに関しては諦めめっちゃ悪いなぁ」
それが私だなんて自惚れるつもりはないけど、私じゃないなんて言いきれるほど、ギンの想いは薄っぺらなもんじゃない。
現に、挑発するように私を見てる。
「分かっとんのやろ?」
「さあ、分からないわ」
「ほな、分からしたろか?」
口角をニヤリと上げて、髪に口付けてくるギンを、避けるように立ち上がる。
「どうせ分からないからやめとくわ」
挑発するだけ挑発して、どうせ最期は触れてこない。
そんなことを思い知らされるなんて、もうたくさん。
「ずるい女やなぁ」
「あんたにだけは言われたくないわ」