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クリスマスSS、大筋はできたようなできてないような。
あとエピソードを1つ入れたいんですが、それが思い浮かばず。
心萌ゆるエピソードはないかしらねぇ。
そういや、ほんっと今更ですが、市丸さんって「僕」じゃなくて「ボク」ですよね。
まぁいっか。(←よくないだろ)
「あぁ、もう冬の匂いがする」
「匂い?空気に匂いなんてするんですか?」
そういったのは、隊員の子だった。
これにはかなり驚いた。空気の匂いなんて、誰もがわかるものだと思っていたのに。
「あんた、空気の匂いわかんないの?春の匂いとか夏の匂いとか、朝の匂いとか真夜中の匂いとか」
「? どれもいっしょじゃないんですか?」
「はぁー。あんた人生損してるわよ」
そんな大げさな、と苦笑する隊員を見ながら、本当にこの子は損してる、そう思った。
「もう冬の匂いがするね」
「あぁ、どおりで寒いはずや」
「私、冬の匂い好きよ」
「なんで?」
「なんか、凛とした気分になるじゃない。芯が通るかんじがする。ギンは?」
「僕は嫌いやな」
「なんで?」
「見透かされてるみたいやから」
ほら。空気の匂いは、気分だけじゃなくて会話まで運んでくれてた。
なんて得してるんだろう。
それもこれも、空気の匂いが分かったせいだ。
では今は?
声さえ聞くことも難しい。
空気の匂いで得していることはなんだろう。
空気になって、見透かせたらよかった。
眠いので、続きはまた後日。
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