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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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もう更新のできなさに、ほとほと愛想が尽きます。自分が。
むしろ自分のではなく人様の主ビアを見たいです。

街の中で次の旅の支度をしていると、彼がふと足を止めた。
不思議に思い、ふと彼の視線の先に目をやると、そこには旅装束を身にまとった父子がいた。
街の中ではしゃぐ息子を温かいまなざしで見つめる父。
そして息子もまた父に笑顔を見せる。
それは在りし日の彼らを見ているようであった。

その光景に遠い日を重ねるかのような彼に、声をかけようかどうしようかと戸惑っていると、ふと彼が振り返った。
「ごめん、行こう」
振り向いた彼はもういつもの笑顔。
穏やかでいて、みんなを包み込むような優しい笑顔だった。
けれど今日はそれが胸に刺さるようで、思わずビアンカは彼の手を握った。
「え?ビアンカ?」
驚いてうろたえるリュカだったが、ビアンカはその手をもう一度しっかり握り直す。
「どうしたの?ビアンカ」
若干赤くなった顔で戸惑うリュカにビアンカは真っ直ぐに視線を合わした。
「ちゃんと私も覚えてるよ」
「え?」
「リュカだけじゃないんだよ。おじさまのこと覚えてるの。ちゃんと、おじさまとリュカが二人でいたこと覚えてるからね」
だから、振り切るように笑顔で隠さないで。
「それに今は、仲間の魔物さんたちも、・・・・一応私もいるんだからね」
最初から一人だったみたいな顔しないで。

「ありがとう、ビアンカ」
消えるような声でそうつぶやいてリュカは痛いくらいにビアンカの手を握った。
握りつぶされそうなくらいの強い力だった。
けれど、その痛みに彼がどれほどの思いを込めているのかが分かっていたから、ビアンカはあえてされるがままになっていた。
本当は手を握るのは私の役目じゃない。
この先の街に待つ彼の花嫁が彼を癒していくのだろう。
ずるいとは分かっている。けれど、一度くらい幼馴染の特権を使ってもいいだろう。
彼の横にいられるのは今しかないのだから。
幼馴染という言葉に隠れてこの状況を利用する自分がすごく卑怯だと思った。
けれど、繋いだ手を離さない彼もまた幼馴染という言葉に隠れているのだろう。
今だけ、在りし日の父に思いを馳せる彼を支えられるのは自分だけだと思いあがってもいいだろうか。
それの思いに返事をするように、彼が繋いだ手をもう一度握った。



サラボナに着く直前くらいのどっかの街or村
5主→←ビアンカの両片想い期間が大好物です。
5主としては最早ビアンカは俺の嫁、と思っていますがビアンカは恋心と罪悪感の間で揺れるという、なんとも切ない状況がたまらんですな!
誰かもっと書いてくれんかなー。

ポンさま

お返事が本当に遅くなってすいません。
コメントに共感くださって本当にうれしいです。しかも、駄文へのアドバイスまで!なんですか。あなたは敏腕編集者ですか。全くフリーズしてしまっている更新ですが、気持ちだけはありますので、思いついたときにフラッと立ち寄ってやってください。コメントありがとうございました!!

antinさま

マジすか!生きてください!!
私も常日頃、人様の主ビアを見てはもっとみんな書いたらいい、と思っているので慢性的な主ビア不足です。
なるべく冬を越していただけるように、がんばります。気持ちだけは・・・!

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