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人様の作品を見ていい夫婦の日を思いだす体たらくです。
数あるイベントの中でも主ビアを象徴する輝かしいイベントの一つである、1122を忘れるなんて主ビアスキーとして失格です。
自分が恥ずかしい!!
ところで、やっとこさこたつを出しました。
これで足元ぬくぬくのままパソコンに向かえます。
今日はpixivの「飛び出せ青春!」のおまけみたいなもんです。
「王様!あの、ちょっときていただけませんか・・・」
リュカは青ざめた顔をした女官たちに引っ張られて自室のドアの前に立っていた。
「この中なんですが・・・」
「中に何かあるの?」
ヒッと息を飲む女官たちにリュカは首を傾げる。
「何かあるというか・・・何かいるというか・・・」
「と、とにかく中を見てください!!」
普通怪しいものがあるときに王を最前線に立たせるというのは家臣としてなんともお門違いというものだが、この国で一番強く頼りになるのは王なのだから仕方ない。
特に魔物にもよく通じ、魔界や果てまた天空人にも知り合いがいるという王より頼れるものがいるはずはない。
とりあえず王に任せておこう。
女官たちは全員一致で、頼られると嫌と言えない優しい王に怪しげな生き物を任せることにした。
リュカがドアを開けるとそこには丸い大きな岩のようなものがあった。
それはなぜかリュカの旅装束のマントに包まれている。
しかも呼吸をするように小さく動いているのだ。
確かに怪しい。
しかし、魔物の気配も全然しないし危険な香りも全くない。
何よりリュカの勘があれは100%安全なものだと言っている。
王様気を付けてください!王様がんばってください!
などの、あくまで小声の女官たちの声援を受けつつリュカはその紫色の物体に近づいた。
すると、紫の間にキラキラと光る金糸が見える。
「ビアンカ?」
そっとマントをめくると、そこにはリュカのマントに包まれて眠るビアンカの姿があった。
思わぬ王妃の登場に女官たちが一斉に近づく。
あんなに怖がってたのになぁと思うリュカを後目に、女官たちは一斉にまくしたてた。
「まぁ王妃様!こんなところで何をなさってるんですか!」
「お姿が見えないので心配してたんですよ!」
「まだお疲れの身でこんなところでお休みになられるなんて!」
「あれ・・?私寝ちゃってた?」
半分寝ぼけながらビアンカが目を覚ました。
「なんでこんなところでこんな恰好で寝てたの?」
苦笑まじりにリュカが尋ねると、ボーっとしていたビアンカの顔が途端に赤くなった。
「え・・・あの、その・・・言うほどのことじゃ・・・」
皆の視線が一斉にビアンカに集まる。
すると、これ以上ないというくらい赤い顔でうつむいたビアンカが答えた。
「リュカに・・・抱きしめられる練習を・・・」
途端に赤い顔をする人物が一人。
途端にあきれ顔をする女性が数名。
「さっ、行きましょ行きましょ」
「さーて、夕食の準備がまだでしたわ」
「ああ、浴室がまだ整ってませんでしたわ」
真っ赤になった夫婦を横目に次々とこの場を後にする女官たち。
取り残された夫婦はしばらく無言のまま赤くなっていた。
「・・・よければ、本物が練習に付き合うけど」
「!・・・だから、本物だと緊張しちゃうから練習してるんじゃない・・・・」
「なんでマントなの?」
「・・・・リュカに包まれてるみたいなんだもん」
「ごめん、ビアンカ。練習なしでいい?」
ちょっと!と慌てふためくビアンカをギューッと抱きしめるリュカ。
室内に充満する大好きオーラにしばらく近づけない家臣たちであった。
「しばらくお部屋には近づいてはなりませんよ」
「なんで?」
「お兄ちゃん、もうしばらくプックルと遊んでましょう」
「もう十分遊んだよー」
「今行っても困るだけよ。お互いに」
空気を読みすぎる王女に末恐ろしさを感じつつも、国王夫婦の仲睦まじさに国の誰もが笑みを浮かべる。
そんな日常がグランバニアに根付きつつあった。
数あるイベントの中でも主ビアを象徴する輝かしいイベントの一つである、1122を忘れるなんて主ビアスキーとして失格です。
自分が恥ずかしい!!
ところで、やっとこさこたつを出しました。
これで足元ぬくぬくのままパソコンに向かえます。
今日はpixivの「飛び出せ青春!」のおまけみたいなもんです。
「王様!あの、ちょっときていただけませんか・・・」
リュカは青ざめた顔をした女官たちに引っ張られて自室のドアの前に立っていた。
「この中なんですが・・・」
「中に何かあるの?」
ヒッと息を飲む女官たちにリュカは首を傾げる。
「何かあるというか・・・何かいるというか・・・」
「と、とにかく中を見てください!!」
普通怪しいものがあるときに王を最前線に立たせるというのは家臣としてなんともお門違いというものだが、この国で一番強く頼りになるのは王なのだから仕方ない。
特に魔物にもよく通じ、魔界や果てまた天空人にも知り合いがいるという王より頼れるものがいるはずはない。
とりあえず王に任せておこう。
女官たちは全員一致で、頼られると嫌と言えない優しい王に怪しげな生き物を任せることにした。
リュカがドアを開けるとそこには丸い大きな岩のようなものがあった。
それはなぜかリュカの旅装束のマントに包まれている。
しかも呼吸をするように小さく動いているのだ。
確かに怪しい。
しかし、魔物の気配も全然しないし危険な香りも全くない。
何よりリュカの勘があれは100%安全なものだと言っている。
王様気を付けてください!王様がんばってください!
などの、あくまで小声の女官たちの声援を受けつつリュカはその紫色の物体に近づいた。
すると、紫の間にキラキラと光る金糸が見える。
「ビアンカ?」
そっとマントをめくると、そこにはリュカのマントに包まれて眠るビアンカの姿があった。
思わぬ王妃の登場に女官たちが一斉に近づく。
あんなに怖がってたのになぁと思うリュカを後目に、女官たちは一斉にまくしたてた。
「まぁ王妃様!こんなところで何をなさってるんですか!」
「お姿が見えないので心配してたんですよ!」
「まだお疲れの身でこんなところでお休みになられるなんて!」
「あれ・・?私寝ちゃってた?」
半分寝ぼけながらビアンカが目を覚ました。
「なんでこんなところでこんな恰好で寝てたの?」
苦笑まじりにリュカが尋ねると、ボーっとしていたビアンカの顔が途端に赤くなった。
「え・・・あの、その・・・言うほどのことじゃ・・・」
皆の視線が一斉にビアンカに集まる。
すると、これ以上ないというくらい赤い顔でうつむいたビアンカが答えた。
「リュカに・・・抱きしめられる練習を・・・」
途端に赤い顔をする人物が一人。
途端にあきれ顔をする女性が数名。
「さっ、行きましょ行きましょ」
「さーて、夕食の準備がまだでしたわ」
「ああ、浴室がまだ整ってませんでしたわ」
真っ赤になった夫婦を横目に次々とこの場を後にする女官たち。
取り残された夫婦はしばらく無言のまま赤くなっていた。
「・・・よければ、本物が練習に付き合うけど」
「!・・・だから、本物だと緊張しちゃうから練習してるんじゃない・・・・」
「なんでマントなの?」
「・・・・リュカに包まれてるみたいなんだもん」
「ごめん、ビアンカ。練習なしでいい?」
ちょっと!と慌てふためくビアンカをギューッと抱きしめるリュカ。
室内に充満する大好きオーラにしばらく近づけない家臣たちであった。
「しばらくお部屋には近づいてはなりませんよ」
「なんで?」
「お兄ちゃん、もうしばらくプックルと遊んでましょう」
「もう十分遊んだよー」
「今行っても困るだけよ。お互いに」
空気を読みすぎる王女に末恐ろしさを感じつつも、国王夫婦の仲睦まじさに国の誰もが笑みを浮かべる。
そんな日常がグランバニアに根付きつつあった。
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