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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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あけましておめでとうございます。
もう17日ですけどね!
なんとなく書きたくなったヤンデレ5主さん。
続きません。





渇いた音が船上に響いた。
頬が熱い。
殴られたのだと気付いたのは少し後からだった。
涙を湛えた青い瞳はまるでこの海のようだと思った。
その海にいつまでも浮かんでいたいと怒りの表情を浮かべ肩で息をする彼女を見つめながらボンヤリと考える。
「私に何て言ってほしいの?」
怒っていてもとても綺麗だと思う。
その瞳が僕だけに向けられていることに恍惚を覚えるほどに。

彼女が怒るのは当然だ。
僕は最低なことを言ったのだから。
試すようなことをした。
彼女が僕をどう思っているのか。どう想っているのか。
いつまでも姉のような顔をする彼女の本心を引きずり出したかった。


『ビアンカ、いつまでも幼馴染でいてくれるって言ったよね?』
『うん』
『それってホントに?』
『どういうこと?』
怪訝な顔をする彼女をさらに追い詰める。
『僕が結婚しても?』
『もちろんよ。だってそのために今こうして協力してるんじゃない』
『僕がその人とキスしても?』
『リュカ?』
『僕がその人と手つないでても?』
『ちょっと何言って・・・』
『僕がその人を抱いても?』


気が付けば彼女は泣いていた。
本心を暴いてどうなるというのだ。
どう言ってほしかったのだろう。
ただ、心に抱える苛立ちをビアンカにぶつけてやりたかった。
全部ビアンカにぶつけてしまえばすっきりできると思った。
何の迷いもなくなると思ったのに、今あるのは取り返しのつかないことをしたという焦りとそれと正反対の恍惚。
空虚な目で彼女を見つめていると、赤く腫れているであろう僕の左頬に視線がチラリと動く。
こんな時にも僕を心配してくれているのだ。
もっと怒らせるようなことを言っても、きっと彼女は僕を見捨てない。
それは僕にとってとてつもない罪悪感と極上の恍惚を生み出す。
それに甘えて僕は彼女を追い詰める。
この最低な男は君でないと救えないのだと。
この先どんな道を歩もうと、僕は必ず彼女の前に姿を見せるだろう。
そして問うのだ。
こんな僕でも君は受け入れてくれるのかと。

かわいそうなビアンカ。
こんな僕と出会ってしまったばっかりに。
こんな男に愛されてしまった。
だから泣いているのだろうか。
あぁ、それでも彼女は綺麗だ。
誰よりも。何よりも。

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