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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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ネット環境が整いました。
これで家族に気兼ねをせずに、妄想活動ができます。
やっと新しい生活にも慣れ始めてきましたので、ふわっとしたかんじで二次活動を再開できればなぁと思います。




もしも。
もしも僕が王位継承者でなければ。
君は迷わずに僕についてきてくれたのかな。
グランバニアの王子として生まれなければ。
父が王でなければ。
父の子に生まれなければ。
もしも。
もしも。

「あなたはあなたよ。あなたはパパスおじ様の大切な子で、グランバニアにとってなくてはならない人。その全てがあなただわ」

ねぇ、もしも僕があのままあの村に居続けたなら、何も知らずに一生過ごしていたなら、君は僕と今も一緒にいてくれた?

「もしもの話なんて意味がないわ。もしもの話が叶うなら、私は今ごろどこかのお姫様で、お城であなたと幸せに暮らしてる」

君がどこかのお姫様だったなら、僕たちは出会わなかっただろう。
君がアルカパの宿屋の娘で、ダンカンさんたちの娘だったから、僕は君を知ることができた。
君の言うとおりだね。
架空の夢物語に希望を寄せた時期はもう過ぎた。
夢の中には何の救いもない。
残酷な現実を思い知らされるだけだ。

じゃあ、僕らが一緒にいるにはどうしたらいい?
どうしたらよかったんだ?

「あきらめて・・・ください」
そんなことができるならもうやっている。
「ビアンカじゃなきゃ嫌だ」
ランプの淡い光が、彼女の途方に暮れた顔を映し出していた。
困らせたいわけじゃない。
ただ受け入れてほしかった。



結局のところ  どこかで入れるかもしれない場面

拍手[3回]

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このブログもpixivも全然更新してないのに、ちょいちょい皆様にお構い頂いています。
本当にありがたいです。
ネット環境はまだ整っていないのですが、公共交通期間を利用する機会が増えましたので、停車駅まで頑張ってスマホを打とうと思います。
ここまで打って最早相当挫折しそうです。
途中までしか打てなくてもそこでやめます。
さ、どこまで打てるかな!



「ビアンカ?」
心臓が止まるかと思った。
バレるはずなんて絶対にない。分かってくれるはずなんてない。
そう思っていた。
だって、どんな顔して会えばいいの?
自分の気持ちに蓋をして、彼も自分も傷つけて、最後に手を振り払ったのは自分なのに。

何も言えずに戸惑う私をリュカはさらに追い詰める。
「ビアンカなんだろう?」
本当の私とは何もかも違う姿の私を見て、この人は何故こんなことを言うのだろう。
「ち、違います」
別人の声で、やっとそれだけを言えたビアンカにリュカは眉を寄せて言い放った。
「嘘だ。なんでそんな格好してるの?」
そう言ってリュカはビアンカの手首を掴んだ。
「離して!お、お離しください!王子!私はビアンカでは…」
「ビアンカ!!!」
懸命にリュカから逃れようとするビアンカを、リュカは大声で制した。
「また、僕の腕を振り払うの?」
苦しげな表情で呟くリュカにビアンカは息を飲んだ。
そんなビアンカをリュカはそっと抱きしめた。
優しく懐かしい抱擁にビアンカの瞳から涙が零れる。
「なんで?どうして?」
「もう嫌なんだ」
ビアンカを抱きしめる腕を強めながらリュカは言った。
「君が見つからないなんて絶望を味わうのはもう嫌だ」

「僕はもう君を見失わない」



おお、なんとか書けた。
つか、これ結構クライマックスですね。
こんなネタバレしてよかったのかしらー?
ま、いっか。

pixiv 結局のところ 予告



以下、拍手お礼です。

拍手[11回]

お久しぶりです。もう誰も見ていないだろうと思ってたんですが、昨日コメントで「休業中ですか?」と頂きましたので、お返事をば。
ちょっと生活環境が変わりまして、個人用のパソコンがネット接続しとらんのです。
チキンなもんで家族共用のパソコン(ネット接続あり)で二次創作する勇気がなくてですね。
今これはスマホで打ってるんですが、クソめんどいっすね!
久々の更新がこれだけというのもなんなので、SSSくらい載せときます。


「元がいいとなんでも似合いますわ」
「さすがビアンカさん。でも、メイク技術も一流ですわね」
「当然よ。うちの財力と権力をなめないでよね」
見知らぬ人たちにされるがままになっているというのに、ビアンカは目の前の鏡に写り込む自分…と思われる人物を凝視していた。
…誰?
ルドマン家(の跡取り娘たち)が総力をあげて行ったプロジェクトによってビアンカは別人にメイクアップされていた。
髪は赤茶に、瞳の色は黒に、なぜか顔の形まで卵形から丸顔に変わっている。
眉や唇などは完璧に別の形にされている。
「これが私?」
声も少し高くなっているようだ。
「ま、こんなもんでしょ」
「あ、そうですわ。お名前を考えませんと」
「そうですね。うっかりビアンカさん、なんて呼んだら台無しですもの」
「…。うーん…ってちょっと。ボーッとしてないであんたも考えなさいよ」
「あ、はい。すいません」
3人の美人に囲まれて圧倒されていたビアンカはまたしても流れに身を任すしかなかった。



pixiv 結局のところ 予告

拍手[10回]

外はめっちゃ雪が降ってます。
昨年もこの時期は雪の話題ばかりでしたが、だってこれしかネタにすることないよってくらい雪降ってるんだもの。
家の中なのに、室温1ケタって。
これを打つ手も相当かじかんでます。

最近ニコ動をよく見てるんですが、見たまま寝落ちすると、0時と2時に
「ニーーーッコニッコ動画ッ!!」
と、結構な音量でパソコンから勝手に聞こえてくるのでかなりびっくりします。
しかし、これを目覚ましとして布団の中に行けるのでいいっちゃいいのか・・・。
何にせよ、起きた後動悸がパないので心臓には悪そうです。


以下、拍手お礼です。

拍手[4回]

いつぞやの続きです。


「いつも眠りは浅いほうだから」
旅をしてると気配に敏感になるんだ、と彼は笑って言ったけれど、ビアンカは笑えなかった。
「それっていつも仮眠してるみたいな状態ってこと?」
「うーん、でもそれに慣れちゃってるからな。仮眠ってかんじでもないけど」
心配そうに眉を寄せるビアンカにリュカは気づかない。
「言われてみればあんなにぐっすり寝たのは久しぶりかもしれない」
「うちに泊まった時?久々のベッドだったの?」
「いや、そういうわけじゃないけど。宿屋にも泊まったりしてたから」
「じゃあどうして?」
「・・・安心したのかも」
「え?」
「なんていうか、ビアンカのうちの空気とか匂いとか懐かしいかんじとか。ここなら安心できるって思ったのかな」
もう懐かしむ家も共に語り合う家族もいない。
そんな環境で10年もこの幼馴染は過ごしてきたのだと思うと、胸が苦しくなる。
彼の家族の代わりにはなれないけれど、せめて懐かしむことのできる記憶の一つとして彼を癒してあげられたらいいのに、簡単にはその方法が思いつかない。
「うちから枕でも持って来ればよかったかしら」
「枕?」
心の声のつもりが、うっかり口に出してしまっていたらしい。
「せめてうちの枕でもあれば、ここでもリュカはちゃんと寝られるかと思って」
「なんだよそれ。枕持参で旅に出るなんて聞いたことないよ」
冗談よ、と二人でクスクスと笑いあう。
二人で軽口を言い合う時間がとても心地よかった。
けれど、こんな時間もリュカにとっては休息にあててあげたほうがいいのではないだろうか。
ふとビアンカは思い立った。
「ねぇ、リュカ。こんな時間でも少し寝ておいたら?今日の夜も見張り当番よね?」
「え?そうだけど、まだ眠くないよ」
「ダメよ!ただでさえ少ないリュカの休息時間なのに、私ったらごめんなさい」
ビアンカと話をする時間のほうが何倍も貴重だと考えるリュカの側でビアンカはてきぱきと毛布などをそろえ始めた。
「これでよし!さ、おやすみなさい」
満足げにその場を立ち去ろうとするビアンカをリュカは制した。
「待ってよビアンカ。いきなり寝ろって言われても」
「体を横にしてるだけでもずいぶん違うわよ?」
「でも・・・それこそ枕でもないと寝られないよ」
「船室に行けばいいじゃない」
「こんな明るいうちじゃ、熱くて船室になんていられないよ」
「うーん。何か枕になりそうなもの・・・」
リュカに悪戯心が芽生えた。
「じゃあさ、ビアンカの膝枕がいいな」
「は?」
驚いて目を見開くビアンカにリュカは内心ほくそ笑んだ。
これであきらめてくれるだろう。
「ビアンカが膝枕してくれたら僕も寝るよ」
ビアンカは目を大きく開いた表情のまま硬直している。
ビアンカを驚かせたことで満足したリュカが、ウソだよ、この話はおしまい、そう言いかけた時だった。
「・・・わかった」
今度はリュカが目を見開く番だった。
ビアンカは暖かい日差しが降り注ぐ甲板に座り込み、膝をポンポンと叩いた。
「どうぞ?」
白昼夢でも見ているのだろうか?
もしかして僕はもう眠ってしまっていたのか?
目の前で自分を見上げるビアンカを見ながらリュカは真剣にそう思っていた。






あれれ~?おじさ~ん。おかしいなぁ。なんでこんなに長くなってるんだろうね?なんでまだ終わってないんだろうね?続きは解決編で!真実はいつも一つ!

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