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シリアスからギャグまで書きなぐり。  ギン乱(BLEACH)と主ビア(DQ5)を取り扱っています。
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キスのお題、完成しました!
5つ目は予告通り(?)pixivにおいてあります。
もしよければ読んでいただけると嬉しいです。

秋はホントに夜が長いですねぇ。
この調子でまた何か書けたらなぁと思います。
てか、どなたか書いてくれないかなぁ。


そういや、東京オリンピック決まりましたね!
オリンピック好きにはたまらんですな。
体操見に行きたいなぁ。
てか、お祭り気分で3週間くらいずっと東京に居たいなぁ。
・・・・絶対無理だろうな・・・。

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5つ目はpixivにあげようかなと思います。
再三言ってますけど、このブログって需要あります?



4.貴方のために選んだ色だから、今度は貴方から


「え~、それはずるいよ」
「どれかひとつだけなの」
昼下がりのある雨の日。
珍しく公務もなく、予定されていた剣の授業も魔法の授業も中止になった父子は私室で色とりどりの鉛筆を広げていた。
どうやら絵を描いていたらしいが、それにも飽きてきたのか、思い思いの鉛筆を手に取りながら、話に花を咲かせていた。

「だって選べないよ。ところで、二人はどの色なの?」
どうやら好きな色を選んでいるらしい。
こちらには気づかず話に盛り上がっているようなので、物陰に隠れて話を盗み聞きしてみることにした。
「僕はやっぱり黄色!だって笑ってる顔がひまわりみたいでキラキラしてるし、こっちまで元気になるからさ!」
笑ってる顔?
「私は・・・オレンジ?それか、青?だって空の下が本当に似合うから!抱きしめてもらうとふわっとお花の匂いもするから、ピンクもいいかなぁ」
「それじゃ1つじゃないじゃんか」
「うーん、じゃあ青!」
抱きしめてもらう?誰かのことを言ってるのかしら?
「次はお父さんの番だよ」
「何色にする?」
「そうだなぁ・・・」
そう言ってリュカは腕を組んで考え込んでしまった。
そんなに複雑な人なのかしら・・・。
しばらくしてリュカは首を振りながら顔を上げる。
「ダメだ。やっぱり一つには絞れないよ」
はぁ~っと、降参したようにため息をつく。
「どの色で迷ってるの?」
「・・・・全部」
「「全部~!?」」
その返答にビアンカもギョッとした。
「だって。赤は真っ赤になって照れてるとき。怒ってるときもこれかな・・・。
 ピンクは上目使いで甘えてくれるとき。
 オレンジは戦ってくれてるとき。凛と立ってるときもこれかな。
 黄色と金色は太陽みたいなところ。
 緑は新緑の木々みたいにスラッとした姿だろ?
 青は瞳の色。海みたいに優しくて深く抱きしめてくれるところ。
 紫は・・・・ちょっと君たちにはまだ言えないかなぁ。
 黒は何者にも染まらない強い意志を持ってるところ。
 白は彼女の名前、そのものだから。
 それと・・・・」
「もういいよ・・・・」
「十分です・・・」
げんなりした顔の双子が彼の傍らにあった。
白が名前そのものって、それって・・・・。
「君たちのお母さんは全部の色を僕に与えてくれてる。彼女がいるから僕の世界は色づくんだ」
もちろん、君たちの存在もね。
そう言って、リュカはいすから立ち上がり、歩き出した。
その足取りは迷うことなく自分のほうに向かってきている。
「っていうことなんだけど」
「え?」
顔を上げると、唇に触れるだけのキス。

「僕は君に何色をあげられてるかな?」
僕のキスは何色?
意味ありげな顔で微笑む彼は意地悪だと思う。
そんなの分かってるくせに。
くやしいから、返事はキスで返すことにした。
唇ギリギリのほっぺたに。
「ビアンカ・・・・」
リュカは不満気な顔で軽く睨んできた。
「そういうところは黄緑かな」
まだまだ大きい子供のリュカに抱きついてみる。
すると嬉しそうに抱き返してくる。

私だっていっしょなんだから。
全部リュカにもらってる。



おまけ
「ねぇ、もうお父さんにお母さんのこと聞くのやめようよ」
「そうね。いつも私たちおいてきぼりだもんね」
「・・・まだくっついてる」
「確かめるだけ無駄よ・・・」





私の中では王女はお父さんとお母さんの前ではちょっとだけ猫かぶってる設定。




拍手[10回]

間が空いてしまいました。

3.届かない思いならばキスなんてしないで



「眠れないの?」
夜風に当たるリュカにビアンカが話しかけた。
「昔みたいにほっぺにキスしてくれたら寝れるかも」
「は?」
悪戯な笑顔を浮かべながら、からかうようにリュカが続ける。
「昔はしてくれたでしょ?」
「いつの話よ!それに、ほっぺじゃなくておでこでしょ!」
「ちゃんと覚えてるじゃないか」
「リュカ!」
頬を染めながらビアンカが声を上げる。
口調は怒っていても、その表情からは全く怒気を感じない。
無意識の上目使いが心をざわつかせる。
だから、今日は少し甘えてみようと思った。
「してくれないの?」
挑戦的な笑みでビアンカを見つめる。
この駆け引きにビアンカが乗ってきてくれるとは思わない。
ただ、言ってみてもいいのではないかと思ったのだ。
黙っていても、いずれ別れの時はやってくるのだから。
「・・・・これで最後だからね」
彼女の髪が僕の頬を優しくくすぐった後、額に唇が触れた。

「ちゃんと暖かくして寝てね」
そう言って、ビアンカはリュカの元を離れた。
優しげな微笑みの中にどこか陰りが見えたのは、僕の欲目だろうか。

ほんの一瞬、かすめるようにして触れられただけだった。
それでも触れられた場所は十分すぎるほどの熱を持つ。
彼女が近づいたときの香りが頭をボーっとさせる。
これだけのことで体中が満たされるようだ。
同時にもっと欲しいと渇きを覚える。
けれど。
これで最後。
もう、彼女の唇が僕に触れることはない。
その事実に、リュカは眉を寄せ苦しげな表情で胸を抑えた。

夜風が冷たくリュカを通り抜ける。
リュカは自分自身をきつく抱きしめた。
僅かに感じた彼女の香りを、ぬくもりを抱いて眠ろう。
せめて夢の中では彼女の側にいられるように。




結婚前のどこか。場所はまぁ適当で。
さんざん既出だと思いますが、このお題ではやはりこの時期しかないでしょう!
主ビアが最も切ない時期ですからね。
主ビア前提のフローラさんでもいいかと思ったけど、ビアンカ以外にキスするとかダメぜったい!

拍手[8回]

やる気のなくならないうちにどんどん行こうと思います。


2.貴方からの口付けは甘く切な過ぎて


最初は手の甲だった。
次は手首。その次は腕、肘、二の腕、肩、鎖骨。
今日は首筋。
カウントダウンが近づいてくる。
最初は触れるだけだったのに。
今ではそこにしっかりと舌が這い、華が咲く。
その時間も徐々に長く。

そういう知識がないわけじゃない。
夫婦なんだから体を重ねるのはごく自然なことだと思う。
けれどリュカは、夫婦になって初めての夜、緊張してガチガチになっている私に『ゆっくり夫婦になっていこう』と優しく微笑んでくれた。
ホッとした反面、少し残念に思った。
ゆっくりとは言うものの、今まで幼馴染だった私たちが夫婦になっていくためには今日みたいなきっかけが必要だったんじゃないかと思ったのだ。
いつかまたそういう雰囲気になるのかも、なんてのんきに考えていた。
でも、私のゆっくりとリュカのゆっくりは少し違っていた。
リュカの中では計画的に、そして確実にその日を迎えようとしていた。

毎晩繰り返される儀式のような時間。
二人が眠りにつく前に、それはやってくる。
私の体に口づけた後、おやすみと言ってリュカはベッドに入る。
最初はちょっとした遊びのようで、ただのスキンシップと思っていた。
おやすみと言うリュカの笑顔は日中のものと変わらない。
しかし日を追うごとにその笑顔には艶が増していった。
最近じゃ私の目を見つめながら口づけてくるんだから、初めての夜よりもよっぽど緊張する。
その日が近いことを確実に私に突きつけてくる。
口づけを終えるときに眉を寄せて、大きく息をついて苦しそうに私から離れる。
だんだんと笑顔が切ないものに変わっていく。
それから解放してあげたいと思うけど、もう我慢しなくていいという勇気もない。
覚悟なんてとうにできているけど、自分から言うのは恥ずかしい。
どうかそれまではあなたに甘えさせてほしい。
せめて最後のカウントを告げる口づけが唇に届くまで。
その時は全部全部受け入れるから。

「もういい?」
耳元で囁かれる日まであと数日。






焦らす嫁といっぱいいっぱいの夫。
基本的には初夜でゴーでも焦らしプレイもいける派ですが、ぼっちゃんがそんなに我慢できるとは思えない。

拍手[12回]

秋の夜長ということで、リハビリがてらお題に挑戦したいと思います。
前のお題もうやむやになっているのになぁと思いつつ、そこはもううやむやのなんやかんやでお願いします。

では、今回挑戦するお題はこれです。

5つのキスのお題配布所さま(http://www.geocities.jp/gensou_yuugi/kiss5.html)
S:長めのタイトルその7
1.好きだからキスしたい。この感情はいけないことですか?
2.貴方からの口付けは甘く切な過ぎて
3.届かない思いならばキスなんてしないで
4.貴方のために選んだ色だから、今度は貴方から
5.欲しいのは貴方からの優しい口付けだけ


ラブいののリハビリってことで。
ではとりあえず「1.好きだからキスしたい。この感情はいけないことですか?」に挑戦です。




クスクスと楽しげな声が聞こえる。
振り向かなくてもそれが誰のものか分かる。
彼女が一緒に来てくれることになってから、パーティーに華やかさが加わった。
仲間のみんなも彼女の同行をとても喜んでくれている。
中でも取り立てて喜んでいるのはプックルだった。
暇さえあれば彼女の足元(正確には腰元だが)にまとわりついている。
彼女も久しぶりの再会にとても嬉しそうだ。

「こんなに大きくなったのに、相変わらず甘えん坊ね」
花のような笑顔でプックルに語りかける彼女の視線は本当に優しい。
ビアンカが座りこむとプックルもそれに寄り添うように腰を下ろす。
彼女が首周りを撫でてやると気持ちよさそうに喉を鳴らす。
そしてプックルはビアンカの顔をペロペロ舐め始めた。
「ちょっと、くすぐったいわ、プックル」
苦笑しながらも、その手はプックルの頭を撫でている。
大変微笑ましい光景だ。
「プックルは本当にビアンカ殿が好きなんですね」
誰に語りかけるでもなく、ピエールはつぶやいた。
たまにはこんな時間もよいものだ、愛刀を磨いていると、微笑ましいとはお世辞にもいえないオーラを身に纏った男が横を通り過ぎた。
男は彼女の横にスッと座り込むと、流れるような動作で彼女の顎を自分の方に向け、唇を重ねた。
突然のことに彼女が顔を真っ赤にしながら固まっていると、
「僕も大好きなのに。プックルばっかりずるいでしょ?」
と、飄々と口を走らせた。
何か?とでも言いたげな男はそのままもう一度彼女に唇を重ねようとした。
「ちょ、ちょっと!待って!」
「プックルはよくて僕はダメなの?」
「そういうことじゃないでしょ!」

彼女の側にいたはずのプックルでさえ、もう慣れっことばかりにその場所を男に譲った。
これもこのパーティーの微笑ましい光景の一部だ。
じゃれる二人の声をBGMに今日も愛刀の手入れに余念がないピエールであった。



5つ完成させられたらpixivにも上げようと思います。
どうなることやら。

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